賃貸のエアコン、帰る前に冷房を入れられるようにしてみた

賃貸のエアコンを外からONできるようにした 男性セラピストの小さな秘密

夏の暑い日、店に到着してまずやること

エアコンのスイッチを入れる。

……当たり前ですよね。
でも、これが地味につらい。

店に入った瞬間から暑いし、エアコンをつけても、涼しくなるまでには少し時間がかかる。
その間に一度シャワーを浴びて、開店準備をしているうちにまた汗をかく。
そして、またシャワーを浴びる。

そんなことが、夏の日課になっていました。

「店に着く前にエアコンをつけておけたらいいのにな」
何度そう思ったことか。

ただ、店は賃貸。

備え付けのエアコンなので、スマホ操作に対応した最新のエアコンに交換するわけにもいきません。

「新しいエアコンなら、外から操作できる」と思っていた

今から3年くらい前、店のエアコンが故障して、新しいものに交換してもらいました。

それまで使っていたエアコンが古かったので、新しくなったら、

「これで外からエアコンをつけられるようになるな」

と、勝手に思っていました。

ところが、実際についたのはダイキンの比較的安い機種。
当然のようにスマホから操作できるものだと思っていたら、そういう機能はついていませんでした。

「え、できないの?」

と思って、ダイキンのカタログなどを調べてみると、後から外部操作の機能を追加すること自体はできるらしい。ただ、そのためには別途機器の取り付けが必要で、工事も必要。
当時の記憶では、たしか2〜3万円くらいかかるという話でした。

「……そこまで払うほどではないな」

ということで、そのときはあっさり諦めました。

それから3年。今年も暑い日に店へ行くたびに、

「やっぱり来る前にエアコンつけられたらいいのにな」

と思いながら、普通に店に着いてからエアコンをつける生活をしていました。

スマートリモコン

そんなあるとき、

「スマートリモコンでできるんじゃない?」

と、ふと思いました。

最初は、スマート家電とかスマートホームとか、自分にはあまり縁のないものだと思っていました。
そういうものが好きな人が使うもので、自分には必要ないだろう、と。

ところが調べてみると、どうやら今使っているエアコンを買い替えなくても、スマートリモコンを追加するだけで、スマホから操作できるらしい。

「……それなら、うちのエアコンでもできるんじゃない?」

ということで、試してみることにしました。
これが、思っていた以上に快適でした。

3000円と5000円、どっちにする?

さっそくネットで探してみました。すると、思っていたより安い。
一番安いものだと、3000円くらいからあります。

「これなら全然買えるな」と思いつつ、なんとなく5000円くらいのものを選んでみました。このときは、正直そこまで深く考えていません。
「まあ、1000〜2000円くらいの違いなら、ちょっといいほうにしておこう」くらいの感覚でした。

ところが、後になって気づきました。

3000円くらいのものでも、エアコンの電源を入れたり、温度を設定したりすることはできます。
でも、5000円くらいのものには「温度センサー」がついていました。

これが意外と大きかった。

例えば外出先からエアコンをONにしたとしても、スマホから分かるのは基本的に「ONにする操作をした」ということ。本当にエアコンが動いて、店の温度が下がっているのかまでは、それだけでは分かりません。
温度センサーがあれば、現在の室温を確認できます。

「ちゃんと冷えてきてるな」

というのが数字で分かるわけです。

「なるほど。これは5000円のほうにしておいてよかった」

買ったときはなんとなく選んだだけだったのですが、後からその違いに気づきました。

「え、もう終わり?」と思うくらい簡単だった設定手順

商品が届いたので、さっそく設定してみました。

といっても、やることはそれほどありません。
本体の電源を入れて、Wi-Fiにつないで、専用アプリをインストール。
ここまではまあ、想像どおり。

そして次に、ちょっと驚きました。
アプリを立ち上げて、使っているエアコンのリモコンをスマートリモコンに向けて、ボタンをピッ。
すると、アプリの中にちゃんとダイキンのエアコン用の操作画面が出てきた。

「え、もう終わり?」

という感じ。

もっと面倒な設定が必要なのかと思っていたので、これはかなり拍子抜けでした。

実際に使ってみた

賃貸のエアコン、帰る前に冷房を入れられるようにしてみた
Screenshot

とある日の朝。店に向かう前にアプリで温度をチェック。
この日はそれほど暑くない日だったとはいえ、30度超えてます。

賃貸のエアコン、帰る前に冷房を入れられるようにしてみた
Screenshot

早速アプリで電源を入れてみましょう。
エアコンの操作画面・・・電源を入れたり消したりだけかと思えば、なんと除湿、暖房などの運転モードや風量・風向などほぼ全てのエアコンの機能が操作できそうです。

賃貸のエアコン、帰る前に冷房を入れられるようにしてみた
Screenshot

10分少し経った頃、温度を確認すると、お、29.8度まで下がっていて、エアコンが効いているのが確認できます。

賃貸のエアコン、帰る前に冷房を入れられるようにしてみた
Screenshot

1時間後には涼しい部屋になってました!
そして、さらに驚いたのが、もともとあるリモコンで設定温度などを変更すると、それもアプリに反映されます。アプリの設定がエアコンのリモコンには反映されないのですが・・・。

5,000円で、夏の小さなストレスがなくなった

実際に使ってみると、想像していた以上に快適でした。

店に着いた瞬間から暑い、ということがなくなったので、以前のように「まずシャワーを浴びて、また汗をかいて……」ということもかなり減りました。

もちろん、エアコンを早めにつけるので、その分の電気代はかかります。
「だったら、最初からエアコンをつけっぱなしにしておけばいいんじゃない?」と考えなくもないです。でも、それだと誰もいない店をずっと冷やしておくことになります。

それに比べれば、必要なときだけ外からスイッチを入れられる。
そのために払ったのが、たった5,000円。

3年前にエアコンを交換したとき、「外から操作できるようにするには2〜3万円くらいかかる」と知って諦めたことを考えると、

「もっと早くスマートリモコンを知っていればよかったな」

と思います。

5,000円でエアコンが新しくなったわけではありません。
でも、夏の暑い日に店へ着いてから涼しくなるまでの、あの不快な時間がなくなった。
それだけでも、十分元を取った気がしています。