原田知世さんのコンサートへ行ってまいりました。
1986年のマスカット・リップスツアー参加から、今回は11ヶ月ぶり多分43回目、長年参加している原田知世さんのライブ。
今回はアルバムのリリースツアーということで、自分が最近気に入って聴いている「アネモネ」の曲がたくさん聴けると嬉しいなぁ・・・でも、なんか意外性のある選曲もあるかなー。
と、日曜日、仕事をこなした後、開演ギリギリくらいのタイミングで会場入りしました。
※これまでのライブ参加記録をまとめた一覧はこちら
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原田知世さん 『アネモネ』『カリン』リリースツアー 2025 @東大阪市文化創造館Dream House大ホール 2025.11.09
開演前
17:00 開場
17:45 アナウンス
(この前にあったのかどうかは自分未着だったため不明)
17:55 1ベル
この会場の豪華なチャイム音。アナウンス。
18:02 消灯
幕が開くと、すでにバンドメンバー・知世さんともスタンバイ状態からM1へ。
知世さん、緑系のふわふわな感じのドレス。
M01 朝に
・舞台上あちこちに散りばめられた電球がゆっくりと点灯・消滅を繰り返すおしゃれな設定。
・バックは緑主体で、幾何学的な模様がいろいろ変化していく。
MC
・こんばんは。大阪にやってきました
・あいにくの雨の中、お越しくださりありがとうございます。
・楽しい時間をお過ごしください。よろしくお願いします。
M02 Winter Pupa
・バックは星空のようなドッドに。
・知世さん、ちょっとイヤモニが気になっている感じ?1番を歌い終わった後に両手で触ったり、ステージ右側に合図などされてました。
MC
・昨年11月に『カリン』、今年7月に『アネモネ』をリリースしました。
・『カリン』は秋から冬、『アネモネ』は初夏、夏と、カラーを分けて、本来なら1枚のアルバムにするようなところ、2枚に分けて発表するという自分の中でも新しい試みをしてみた。
・今日はその2枚のアルバムの世界、そして懐かしい曲なども散りばめてみました。
・次の曲は、随分懐かしい、ライブでもなかなかしていない、10代の頃の曲。
M03 早春物語

「10代の頃の曲」と前のMCでおっしゃったので、何かと思えば、なんとこの曲でした。
自分の記録によれば、ライブでの披露は2002年の20周年ライブVol.1以来、実に23年ぶり。
1990年代後半のライブでは、この曲と「彼と彼女のソネット」だけが、例外的に80年代の作品としてセットリストに残っていた曲。
「時をかける少女」は2007年まで封印されていたことを思うと、当時の選曲バランスが懐かしく蘇ります。
ちなみに、80年代のシングル曲のうち「悲しいくらいほんとの話」、「愛情物語」、「どうしてますか」以降の曲(「彼と彼女のソネット」を除く)は、1991年以降まったく歌われてません。
アルバム曲でも「地下鉄のザジ」(2010, 2017, 2022)と「リセエンヌ」(2010)を除けばステージでは聴けてないです。
つまり、もしこのあたりの曲がリスト入りすれば、それだけで“かなりのレア曲”となりますね。
来月の〈オリジナル・ナイト〉では、どこまでこの時代の息吹を感じられるのか、そんな期待も高まります。
とはいえ、長年聴き続けている自分には、90年代以降のアルバム曲にも“ライブで聴きたい”曲がたくさんあって、なかなか悩ましいところなんですが。
昨年末のライブで披露された「燃える太陽を抱いて」みたいな曲もそうでしたね(メモは取ってありますが、レポート書きそびれてます…)。
過去の経験からして、きっと知世さんは今回もその斜め上を行くのでしょう(笑)。
今回の「早春物語」は、そうした文脈の中では必ずしもレア曲ではないかもです。
しかし“オリジナルアレンジ”で聴けたのは、1986年の〈マスカットリップス・ツアー〉か、あるいは1990年の〈OL LOVE STORY ― おつぼねなんかこわくない〉以来かと。
(後者は自分が不参加のため、オリジナルヴァージョンだったかどうかは未確認。)
1991年の「Eolia ニューロ&ファジィ 原田知世 CONCERT 彩」では一度限りの特別ヴァージョン、
1990年代後半はアルバム『GARDEN』収録のストリングス・アレンジが定番となっていました。
今回は、オリジナルのイントロメロディーをストリングスの美しい音色が奏でているのが懐かしくも新鮮、確実に進化している知世さんの透明で、柔らかく、それでいて芯のある歌声が当時よりもずっと深く胸に届きました。
あまりに嬉しくて、1番が終わった間奏で思わず拍手をしてしまいました。
……気づけば、拍手していたのは自分だけだったけれど(笑)。
それでも、選曲とアレンジの素晴らしさに拍手を送りたかったんです。
MC
・懐かしいですね。
・長く応援してくださっていて、思い出のある方も多いでしょうね。青春の頃の。
・(伊藤)ゴローさんとアルバムやツアーを一緒にやるようになってはや17年くらい?この曲をやるのは初めてですね。(hiro注:2007年の「music & me」からで、18年目です(以下にリンク))
・(ゴローさん)オリジナルのアレンジを大事にしてみました。サブスクにないね。
・(知世さん)ないです。YouTubeで見ました(会場笑)
・いい曲ですね。こういう曲もセットリストに散りばめるといいですね。
・次はまた『カリン』から。
・これから12月の季節にピッタリな曲。
M04 インディゴブルー
・またバックは星のようなドット
MC
・どこかの家のカレーの匂いとか、昭和の感じが大好きなんです。風景が浮かぶよう。故郷を思い出す感じ。
・次の『カリン』から、川谷絵音さんの曲です。
M05 カトレア
・おそらく、この曲と次の曲を、知世さんが貝殻のネックレスみたいなのを揺らして少し音を出す余韻で繋げる・・・という演出が本来だったんだと思うのですが、この曲の最後の部分で、少し歌い出しを間違われたりして、なんだかちょっと間延びしたような感じで、次の曲のイントロが流れ出してしまい、知世さん「ちょっと待って!!!」となるハプニングが。
・「ちょっと立て直せませんでした・・・・」とおっしゃった後に、もう一度仕切り直して次の曲へ。
M06 セレンディピティ
・バックは無数の白い糸が垂れ下がったカーテンのような感じ。(歌詞にもありますね)
・ここでも、歌の入りを間違われるハプニングあり。(ちょっと動揺されている?)
MC
・次の曲はトーレヨハンソンさんと作ったアルバムの曲
・よかったらみなさんで歌ってみませんか。
・ちょっと練習してみましょう! →(練習タイム)
・思い出になればいいな。私がこうやったら(耳に手を当てたら)入ってきてくださいね。
M07 I could be free

うわ、これも懐かしい!!!!
(正直前のMCで「ロマンス」かと思ってましたが(笑))
多分「早春物語」と同じく、2002年の20周年ライブvol.1以来23年ぶり。
90年代の代表アルバム『I could be free』のタイトル曲で、知世さん自身の作詞。
時を経て、歌詞にさらに深みが増したようで、一緒に口ずさみながら感無量でした。
特に2番の〈たくましい花〉という歌詞と、今の知世さんの堂々とした歌い姿が重なって見えて、胸が熱くなりました。
・知世さん、明らかに声量や歌唱力をメキメキ上達されてきていて、もう素晴らしい歌いっぷり。
・2番から会場の歌唱合図が。悲しいかな、あまり歌ってる方がいなかったような・・・。
MC
・(伊藤彩さんと一緒にグッズ紹介。ドラえもんのBGM付き、自分休憩時間にライト買いに行きましたが、早々に売り切れてました)
・(伊藤ゴローさんの本来青森限定のグッズ紹介)
・この次の曲の後、20分の休憩があります。少しゆったりしていただいて、私も気分を変えて後半へ。
・次の曲は『アネモネ』から土岐さんの作詞、伊藤ゴローさんと素晴らしい作品を作ってくださいました。
M08 私を隠す森

最新アルバム『アネモネ』は、自分の中では、夏版の『L’Heure Bleue』(2018年)って感じで、少しマニアックなタッチがとても好きなアルバムなんですが、この曲は、1部の最後に相応しい選曲だったな、と。
18:50? 第一幕終了 20分間休憩

19:05 ベル
19:09 消灯
M09 (INTRO)〜 pitter patter
・幕が開くと、知世さん以外のバンドメンバーが定位置に。
・角銅真実さんのマリンバ独奏から、水の流れる音などの自然音で構成される癒される長めのイントロ。
・知世さん、少し落ち着いた感じのグレー系(ベージュ系)に赤いドットが少し入った服装に。
・角銅さんとのコーラスの掛け合いのような部分が美しい。
MC
・能町みね子さんと伊藤ゴローさんの曲「pitter patter」
・pitter patterとは雨音とかそういうものを意味するらしく、可愛いタイトル。
・大人っぽいラブソング。
・次も『アネモネ』からこの曲を・・・
M10 頬に風

自分、最初に『アネモネ』を聴いた時に、2曲目のこの曲のイントロから「お!この曲好き!きっといいアルバム!」と感じました。ライブで聴けて嬉しい。
少し手拍子も起こってました。自分も少し参加。
・バックは、銀色の丸い円が連なっているような感じに。
M11 阿修羅のように

そして、アルバム4曲目のこれもいい!!!
好きな曲が並んで少し興奮状態。
・イントロ部分は知世さんだけにスポットライト、その後、歌詞の通り「等間隔に並んだ」ライト数本が。
・1番が終わった後に、バックは星のようなドットライトに。
MC
・ありがとうございました
・昨日大阪入りして、何か食べたいと、歩いている時に、昔、トーレさんの頃だったか、ラジオのプロモーションなどで大阪に来ていた頃に食べた「しゃぶ亭」のしゃぶしゃぶを思い出して・・・有名ですよね
・(会場、知らん・・・って感じの空気で)え、そうなんですか!私ゴマだれが好きでかって帰ったりしていたんですが、今回ちょうど見つけて久々にいただいたらすごく美味しかった。元気をもらった。
・そんな時代のアルバム「クローバー」から一曲お送りします。
M12 1 or 8

うわ、これも懐かしい。
(欲を言えば、『クローバー』にはもっとやってほしい曲もたくさんあるんですが(汗))
これは、1998年の「BLUE ORANGE TOUR」以来、27年ぶりのライブ披露ですね。(多分・・・)
映像化された「TOMOYO HARADA LIVE Blue Orange Tour」(現在DVDで入手可能)にも収録されてます。
今回は、ストリングス系の音がすごく綺麗に入っていて、知世さんの声量もなかなか。懐かしいけど、新しいものを拝見できました。
・歌い終わった後も、知世さん、少し後ろに下がってステップを踏んだり、華麗なターンなどされていて、見応えありました。
MC
・ありがとうございました。久々に歌いました。
・次の曲は「恋愛小説」から。
・たくさん「恋愛小説」シリーズ発表しましたが、今回は2022年の「恋愛小説4」から
M13 Be My Baby
・リフレイン前に、フルートの坂本楽さんがピッコロソロを吹いておられました。自分そこがすごく好き。
MC
・ありがとうございます。
・大阪は、今年映画「35年目のラブレター」公開の時に舞台挨拶で伺った。
・素晴らしい作品に出会えた。
・アルバムも制作できて、女優もやることができて幸せ。
・DVDヤブルーレイも11月19日に発売になりますので、よろしければ・・・
・次の曲も『アネモネ』から
M14 Driving Summer
・この前のMCから若干ノイズが入っていたのが気になりましたが、大事に至らずホッと。
・角銅さんとのツインヴォーカル的な感じが非常によかった。
MC
・ありがとうございます。ここでメンバー紹介を。
・今回いつものバイオリンに加えて、レコーディング中に今の曲にギターを弾いてほしい、と思っていたら、なんと次の時に練習してきてくださって感激した。ヴァイオリン・エレキギター 伊藤彩さん。
・フルート 坂本楽さん
・チェロ 結城貴弘さん
・後ろで色々、特に2部の最初に水の音とか・・・見えました? パーカッション・コーラス 角銅真実さん。
・ドラム(ス?って知世さんおっしゃってた) 能村亮平さん
・ベース 鳥越啓介さん 今日のネクタイ、衣装のブルーに合わせてくださったそう。
・ピアノ 佐藤浩一さん
・ギター、バンドマスター 伊藤ゴローさん
・では、次はこれもカヴァーアルバムから、邦楽の大好きな曲です。
M15 A面で恋をして
・1番が終わった後に、ステージ中央上部からミラーボールが降りてくる仕掛け。
MC
・ありがとうございます。次で最後の曲になりました(会場控えめな「えー」)聴いてください。
M16 銀河絵日記
・ベースの鳥越さん(バンドメンバーの皆様も)の大きな手拍子で、会場手拍子。
・演奏終了後、「皆さんどうもありがとうございました」で、知世さん、バンドメンバーと揃って退場。(19:53)

19:55 知世さん、メンバーの順に入場、バンドメンバー皆さんツアーTシャツ。
MC
・皆さんありがとうございます。
・いつも温かい応援感謝してます。大阪にもまた来れるように。次はこの曲を歌います。
M17(En1) 時をかける少女(2017Ver)
・会場かなりの盛り上がり。

何度も聴いている曲ですが、知世さん、かなり伸び伸び歌っておられて、ヴォイストレーニングすごくされたんだろうな、と感じました。
MC
・ありがとうございました。皆さん楽しんでいただけました?
・もう一曲、この曲を。よかったら一緒に歌ってください。
M18(En2) ロマンス
・「楽しかったです、お気をつけてお帰りください、また会いましょう!」で、メンバー一同一列で手を繋いで礼、で退場。
20:06 ライト点灯。

かなり懐かしい選曲も含まれた、アルバムリリースライブでしたね。
この分で、来月の「恋愛小説ナイト」「オリジナルナイト」期待したいです!
原田知世さん 『アネモネ』『カリン』リリースツアー 2025 @東大阪市文化創造館Dream House大ホール 2025.11.09 データ

2025/11/09(Sun) Open 17:00 Start 18:00
東大阪市文化創造館Dream House大ホール

Price
SS席(1階1列~5列目まで) ¥16,500
S席 ¥13,000
指定席 ¥9,500
Member(敬称略)
ヴァイオリン・エレキギター 伊藤彩
フルート 坂本楽
チェロ 結城貴弘
パーカッション・コーラス 角銅真実
ドラム 能村亮平
ベース 鳥越啓介
ピアノ 佐藤浩一
ギター、バンドマスター 伊藤ゴロー















